Lectures
Future Global Leaders Campでは
探究活動の思考の基本となる「ロジカルシンキング」に関する講座を行っているほか、
最終日には国際問題や社会問題に関して、学術・実務の面からアプローチした特別講演を実施しており、
高校生に高次な知識や新たな観点を提供しています。
ロジカルシンキング講座
堀 一成 氏
大阪大学全学教育推進機構 教授
「阪大生のためのアカデミック・ライティング入門」 著者
略歴
1989年京都工芸繊維大学卒業、1994年京都工芸繊維大学大学院修了、博士(学術)。
詫間電波工業高専(現 香川高専)教員などを経て、
2025年現在、大阪大学 全学教育推進機構 教授。
高校生への
メッセージ
自分で考えたことなどが、みんなに広まっていかないと、もったいないです。
どうすればきちんと広まっていくか、そのために自分がなにかができるか、一緒に考えてみましょう。
特別講演
星野 俊也 氏
国連システム合同監査団(JIU)監査官
大阪大学名誉教授
大阪大学大学院国際公共政策研究科ESGインテグレーション研究教育センター共同代表
国連ユニタールCIFALジャパン国際研修センター副代表
略歴
上智大学外国語学部卒。東京大学大学院総合文化研究科(学術修士)を経て大阪大学より博士号(国際公共政策)を取得。
在米日本大使館専門調査員、プリンストン大学客員研究員、日本国際問題研究所主任研究員、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授、国連日本政府代表部公使参事官、コロンビア大学客員学者、大阪大学理事・副学長、国連日本政府代表部大使・次席常駐代表、国際交流基金関西国際センター所長などを経て現職。
高校生への
メッセージ
フランス人のカトリック司祭で古生物学者でもあるピエール・テイヤール・ド・シャルダンの
言葉に、「どの時代でも人は自分が歴史の転換点にいると語るものだが、その人が変革を目指して
上昇するスパイラルのなかを進んでいるとき、それはあながち間違ってはおらず、そうした印象が
顕著となり、正当化される瞬間も存在する」というものがあります。
皆さんはいま、自分が歴史の大きな転換点、あるいは分岐点にあると思いますか?
世界がいま、幾多の大きな挑戦に直面していることは事実です。そこには強烈な個性をもった
政治指導者の存在や地球規模・人類単位の難題もあって無力感を覚えかねません。
ですが、私たちには諦めたり、絶望したりしている暇はありません。
カオスではなく秩序のための「バタフライ・エフェクト」にも期待をしたいと思います。
国際公共政策の研究は、よりよい未来のための私たちの選択肢を導き出すことにつながります。
一緒に、「SDGsの先」まで見据えた世界に向けた選択肢について考えていきましょう。